野生児、社長と朝ごはん

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「夏樹なんかと結婚するな」 「……ひとの心配していて、自分はどうなんですか?か、彼女とか」 (よし、このまんま話をずらしていこう。副社長の彼カノ話や昔話で場を持たせよう) 「惚れた女なら居る…」 湯飲みを持ち、私を見つめた。 「決して手を出してはいけないひとだ」 (あっちゃー!やばい橋を渡っちゃったよ! 手を出していけない女性って何?誰?既婚者ってことかな。 歴史的に見てライバルな会社の人とかかな。 宗教的に違うというのも可能性がある。 好き嫌いで結婚できないところが、まだまだこの階級の人にはあるよね)
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