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舐められる度に腰がじんじん痺れる。
先っぽから腹ん中全部吸い出されるような感じ。
「んはっあ、まって、まってまたっ、」
頭の芯に向かって溶岩みたいに熱いのがぶちこまれる感じ、尾骨がぐって、臍に向かって競り上がる。
「んあっあっあ!」
温かい粘膜の中、さっきより少し粘度の低い精液が満たした。
2度目の射精に腰骨が震えてる。
解放感と、罪悪感とそれ以上の充足感。
なのにそれはすぐに掻き消されて次の性欲に上塗りされる。
―――もっと、したい。
口に含んだままの精液を静稀は自分の掌に吐き出す。唾液と混ざった白濁は少し泡立っていて、静稀の舌を伝い落ちる。
くきゅと、喉が鳴った。
くちゃと、静稀の口に残った分の粘液が音を立てた。
「う、あ、なにっ?」
「うるせぇ」
掌がベッタリと尻にさわる。
自分の精液がこんなに大量だったのかと思わされるような感触。
「ひんっ!」
薄い粘膜に爪の先が触れる。
「やっ、あ、やだ、へん……へんだ、よ」
胸の前でぎゅっと両手を握る。それになんの効果もないことくらいわかっているのにそうせずにいられない。
「ふあっ、あっあ、あ。」
指先がカリカリと窄まりを擽る。
その度に耳が遠くなるような身震いがそこから、腰を脇腹を背骨を震わせて、大きく開いた目から悲しくも痛くもないのに涙が転げ落ちた。
「や、そこ、や、かゆい、かゆっひっ」
にゅく。
指の先が窄まりの真ん中に潜り込む。
さっきと同じ動きて粘膜が上下に歪まされる。その上下の度、少しずつ自分の中に侵入してくる。
「ゆ、びっが、あぁっ」
ずぬっ、
一息に侵入はいってきた異物にビクビクと腹筋が痙攣した。
「あ、あ、なが、い、ゆび、ながいぃ」
ばらばらと涙を溢しながら不思議と痛みはない。
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