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雪合戦の次は雪だるま作り。
男子が雪だるまの胴体をせっせと作っていく。
「おら、雪だるまの下の方作ってきたぞ」
「おぉ!凄い。」
理空くんの作った大きな胴体に歓声が湧き上がる。
「上も出来たよ!じゃあこれを乗っけて…っと。完成!」
「凄い!本当に出来た。あとは顔を作ろっ!」
女子が石や小枝で顔を作っていく。
少し口が曲がってしまったけど、手作り感ある雪だるまが出来た。
「あっ、いいこと思いついた!ちょっと家行ってくるね。」
そう言って、一旦家に帰ったのは藍莉だ。
3分後。
「こんなのも着けると可愛いかも!」
小走りで勢い良く走ってきた藍莉が手に持っていたのは!ニットで出来た赤い手袋と帽子だ。
「完成!おぉ!いい!赤に白が良く映えるね。」
♪そーそーそーら、そーそーそーみ
みんなが各々見とれていると、夕焼けチャイムが鳴った。
楽しい時間はあっという間だ。
「あー、もう帰る時間だ。残念だけど今日はこれでバイバイだね。」
みんなが別れを惜しんでいると、藍莉が何か言いたそうにこっちを見ていた。
「ん?藍莉どうしたの?」
すいねぇもその様子に気付いたらしい。
藍莉は下を向いてもじもじしている。
「あのね…今日、みんなにしようと思っていたお話があるんだ。」
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