第二章【あの日の記憶】

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そして迎えた、3月。 約束していた、最後のお出掛けの日。 まだ、小学生だからお出掛けの時は親も同伴だ。 私達が仲良くなったのは、家が近かったからというのもあるが、親同士が仲良くてよく一緒に遊ばせていたというのも理由の一つ。 「ごめんなさい。遅くなってしまって。」 待ち合わせ場所で待っていると、最後に藍莉と藍莉のお母さんが待ち合わせ場所に来た。 今日の藍莉は普段はあまり着ない青色のニットのワンピースを着ていてお出掛けしますと言うような感じで可愛かった。 「よし!いこー!まず船乗りたい。」 運河では毎日、1時間のクルージングを行っている。 小樽に来たら絶対にやりたいものの一つ。
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