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「あーれ。何、赤くなってるの。紅華ちゃーん。」
「その声は…藍莉!?ちょっと!からかわないでよ。」
「あら。紅華ちゃん。お久しぶり。今日は名前のように一段と顔が赤いわよ。熱があるのかしら?それとも…!?」
「ちょっと!?すいねぇまで。会って早々…。人をからかってそんな楽しい?てか、すいねぇメイクすると別人みたい。私の一つ年上に見えないぐらい大人っぽい。」
「そういう紅華ちゃんはもうちょっと年相応の着こなしとかメイクを身につけた方がいいわよ。今度教えてあげようか。」
「あぁ。ちょっと!もう私だって20歳なんだから、メイクの練習ぐらいしてるよ。」
憎まれ口を叩く、その顔はお互い何処と無く目が笑っていて嬉しそうだった。
クールビューティー、染谷藍莉。
頼れるみんなのお姉さん、結木翠乃。通称、すいねぇ。
徐々に集まっていく昔の面々。
時計の針が逆戻りしているようだ。
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