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「大丈夫だよ。クラス変わっても、俺ら変わんねぇじゃん。小室町なら会いに行けるしさ」
ミナミのジト目を受けて、今度は俺が口に出す。
実際ナオコはクラスが違うのに、休み時間の度に俺らの隣にやって来る。
「本当に? 変わんない? 会いにきてくれるの?」
ちょっと大袈裟なくらい、身を乗り出して来る。
そしてうなづく俺らを見届けると、またネズミみたいに指を口元に当てて、膝を抱えて小さく座った。
「お母さん、再婚するかもだって。小室町で店始めるんだって」
言いながら、膝におでこを当てて顔を埋めた。
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