プロローグ

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思えばあの頃の私は、自分の事ばかりだった。 辛くて、辛くて、辛くて。 真面目に生きることにも疲れて。 “本当のこと”なんて、彼の辛さなんて知りもせず、自分だけが谷底に突き落とされたのだと思っていた。
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