18.未来へ結ぶ想いのかたち

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車を走らせ、コンビニに寄ってきつねうどんをカゴに入れた。 「温めますか?」 「お願いします」 支払いを済ませて、車へ戻る。 寒空の下、遠くに寂しそうな犬の遠吠えが聞こえた。 電話をかけた時の凛乃ちゃんは、明らかに様子がおかしかった。 でも、あまりに取り付く島もなかったのだ。 放置しておくのは危ない。 凛乃ちゃんは弱いから。 そう分かってはいるのに、思いのほか凛乃ちゃんの態度によるショックは大きく、周りに相談することさえできずにいる。 いつもの駐車場に車を停めて、いつものエレベーターのボタンを押した。 俺の部屋は凛乃ちゃんとの思い出が色濃く染み付いている。 何度か可愛らしい笑顔な彼女の幻まで見えそうになったほどだ。
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