18.未来へ結ぶ想いのかたち

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なんとも思っていない人に同じことを言われても、こんな気持ちにはならない。 「桃也くん…」 「ん?」 「アメリカ…私も行く……離れたくない」 「なんでそれ…。でも」 「…だめだよね。言ってみただけ」 「……」 桃也くんが、ふっ、と笑った気がした。 「ねえ」 今度はふわりと抱きしめられた。 くっついた桃也くんの胸からは私と同じくらい…じゃなく私よりも忙しない音が聴こえてくる。 「俺の、彼女になってくれますか?」 桃也くんの胸に深く顔を埋めな直して、安心する匂いに包まれながら、服をぎゅっと握る。 「………はい…なりたいです……」 泣きながらそう言った私の頭は、優しい手に撫でられた。
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