第2章 アマチュア小説家は狙われる

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本来の原作では、勇者が聖剣で魔王の心臓を貫くと魔王は消滅し、世界の滅亡を防げるという情報をこの森で掴むはずだった。 なんか、嫌な予感がする。 元々、自分の作品を誰が加筆修正するのが許せないタイプだった。 二次創作は別だが。 だから、この異変も元の世界で誰かがやっていて、自分が飛ばされたのはその悪意だとしたら? あぁ、元々頭脳労働タイプじゃないから深く考えたくない。 どこかで、その悪意が笑っている気がした。
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