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青龍元帥琉峯の部下は三人おり、バロン、羽う見み、生しょう幻げんの男たちだ。
基本として、各方角は、各元帥の部下三人によって守られている。
「じゃあ麗翔は?」
麗翔は唯一の女で、赤と橙の交じった髪と目をしており、前髪は顔の両側に持って行っていて肩あたりまである。
背は一五四で、移動手段は不死鳥。
黒が基調の服はスカートになっており、太ももからロングブーツを履いている。
その上に羽織っている服も黒く、左したに蓮があり、赤の模様がついている。
武術も剣術も苦手だが、弓は得意だ。
南と司る彼女の部下は皆女性で、亜衣奈あいな、妲だ翔と、夢む希のの三人だ。
「べっつにー。早く終われば良いと思ってる」
「じゃあ煙桜は?」
ここにいる五人の中で、最年長だと思われる男。
なぜかって、顎鬚がそう見せるからだ。
銀の短髪に銀の目をし、左頬にはなんかで斬ったような痕が一つだけついている。
琉峯と同じくらいの背で、移動手段は虎。
ファスナー付きの服は紺基調で、通常の上着ほどの大きさ。
右側に大きな蓮が描かれていて、銀の模様が単調にある。
腰に帯と紐がついていて、紺のズボンを履いている。
武術が得意で、大鎌を使う。
西を司る白虎の煙桜の部下は、都と空あ、宙奎うけい、蘭らん蝶ちょうの男三人だ。
「俺も得には」
「じゃあ、最後に帝斗」
帝斗は北を司っている元帥。
一八〇以上の背に、移動手段は亀。
真っ黒な髪は長く、後ろで一つに縛っているが、太ももあたりまである。
頭には青一色のターバンが巻かれている。
目が茶色で、青を基調とした服は右が半そで、左が長袖という不思議な形をしている。
右側に蓮が描かれ、黒の模様がついている。
その上着は、腰の帯と紐より少し下までの長さがあり、その下には紺のズボンを履いている。
膝下から穿いたブ―ツは茶色く、何よりも武術が得意だ。
ヌンチャクやトンファーも好きなようだ。
頬杖をついて足を組み、ニコニコと鳳如の話を聞いてはいるが、決して真面目に聞いているわけではない。
そんな帝斗の部下は、翠すい央おう、白びゃく葉ようの男二人と、愛樹まじゅの女一人だ。
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