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彼女の青い血と、
変なカードのことが頭から離れなかったからだ。
「ちょっと待っててね。
お父さんから電話入っててさ」
彼女は、
過保護な父親で困るよ、
と苦笑いを浮かべ、
先程のカードを取り出した。
思わず身構えたが、
カードは光らなかった。
彼女はそれを耳に当て、
喋りだした。
「もしもし、
パパ? もう! こっちは今、
昼間なの。
そう学校よ」
それ携帯なの!
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