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“もう愛想なんて これっぽちもお互いにないし
しおらしいだけの悲劇のヒロイン気取ってたい心情
どうせ彼は所属先で 私はいつまでも受け手で
ヒメなんて呼ばれて有頂天のイカれポンチだった
電話ムシ 何回目? 既読さえつかない「会いたい」のスタンプ
久々に震えた端末 画面見てヘコむ結末
メルマガかぁああああっ!
昨日の夜は 駅で五時間立って待ってた
そのころ彼は 知らない女とシケこんで
構わないで 私が一番でないのなら
ヒメと呼ばれて 舞い上がっていた私も死ね
なんで天罰 下んないの神様サボってんじゃね?
五つも股とか 影分身でも使ってんのか プラナリアかぁ!?”
ヒメと呼ばれて。血みどろリップグロスの代表曲。サビに時たま入る、怒りに任せた衝動的な叫びが印象的。付き合っている彼女のことをヒメと呼んで、いくつも股かけてるサイテーな男と、そいつと付き合っていた自分をひたすらに呪う曲だ。けれど、なかなかに歌詞に茶目っ気があって、かっけえって思いながらもにやにやが止まらなかった。
そうだよ、俺は、こんな音楽がやりたい。全力でギターをかき鳴らして、口からお茶目な言葉を振りまいて。
ギターを抱えて笑っていたいんだ。
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