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触れた指先から 私の頭の中に、膨大な青薔薇姫の情報が もの凄い勢いで流れ込んできた 「うっ……くっ……」 私はその場に膝を付き、頭痛と吐き気で口元を押さえて、うずくまった どんなに抗っても、情報は流れ込んできた 青薔薇姫を生み出すまでの様々な出来事 交配に交配を重ね あらゆる土と栄養、必要な気候、環境… それは奇跡であり それは禁忌であり… 流れ込んでくるそのうちに 私は耐えきれなくなり、意識を失ってしまった
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