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「ちゃんと約束守ってるみたいね」
アンリの言うとおり、私のことは噂になることはなかった。そんな彼と言えば、凄く目立つ存在で、いつだって女の子に囲まれてる。
「ってか、ハーレムのつもりかってーの!」
そう吐き捨てるアンリに、ふふっと笑っていると、グラウンドから悲鳴が上がった。
「先生っ、松本がっ!」
砂煙の上がる場所に、倒れ込んでる男子生徒が一人。すると白衣を着た彼は、周りの女の子を振りほどいて、真っ直ぐに向かった。
「なに?折れたバットが当たったの!?」
「そう、みたい…」
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