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路地裏に連れ込まれると、俺は直ぐに乱暴に衣服全てを剥かれ、男に馬乗りにされた。
「へぇー、お前、もしかして男にされてるの?あちこちに跡が残ってる。特にこことか」
ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら、男は胸の中心を指の腹で潰した。
「っっ……」
「声上げろよ、弱いんだろ?ここが。ほら、もうぷっくりとしてきた」
男は更に反対側のも同じように指の腹で潰し、硬くなってきた方を摘み上げた。
「やっ……ア……」
ヤシン以外に嫌なのに。嫌なのに体は勝手に反応してしまう。声も上手く抑えられない。
「やっぱりかわいいな、カバネ。俺はあの時もこうしたかったんだ。だけどあの頃のお前は、むちゃくちゃ強かったからな。でも今のお前なら、俺の力でも押さえつけられる」
頬を上気させて、男は胸に頭を落とし、舌でそれを攻め立てた。手は俺の体を確かめるように下へ下へと滑り落ち、隠されたそこをひと撫でして、容赦なくゴツゴツとした指が入れられた。
「ひぃっっ…や、やだっ…」
その指はお構い無しにそこを押し広げては、内壁を擦った。
敏感な場所を擦られ、俺は大きく体を反らせた。勝手に熱を持ったそこが叫びを上げたのを感じた。
「お前、感度がいいんだなぁ。そんないやらしい姿見せられたら、我慢出来ねぇな」
男は熱を持ち大きくなったそれを、指で弄んでいたそこへ押し当てた。
「…む、むり…やめろ……やめろぉぉっ」
快楽よりも激痛の方が勝った。
男が激しく体を揺らしている間中、俺はほとんど悲鳴のような声を上げていた。痛みで涙が溢れ出た。
あぁ、今日は剣も部屋に置いてきたから、ヤシンにはこの場所も、この声も届かない。
あいつは来ないんだ。
だけど、こんな姿を見られなくて良かった。こんな声を聞かれなくて良かった。
お前以外にこんなことされて、ごめんな、ヤシン。
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