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「ひっ……ふ、うう……ッ」
理市の手が西塔のペニスに当てられると、小さな身体がぶるりと震えた。反り勃ったソレは熱を持ち、今にも放出されそうだ。
男は、アノニマスマスク越しにこちらを監視していた。下手な真似をすれば、きっと2人ともタダではすまない。
理市は男を逆撫でしないよう、大人しく指示に従い……西塔を慰めてやる事にした。
「西塔、我慢しなくていいぞ。今、楽にしてやるから……」
ぱくり、とそれを口に含んで、亀頭の裏に舌を当て横に動かしてやると、猿轡によって閉じることの許されない口から、唾液と嬌声があふれ出て止まらない。
「ひ、はああっ、あー、ああーーッ!」
達するのは、あっという間だった。
腰を浮かせ、理市にソレを押し当てながら、ガクガクと白濁を放つ。
口の中いっぱいに広がるどろっとした体液を、理市は複雑な気持ちで受け入れる。いつもなら喜んで飲み込んでしまう所だが……この状況では、西塔に悪いコトをしている気がしてならない。
どうしようか、少し悩みながら先端をチュっと吸ってやると「ぴゃうっ……」と西塔の腰が再度震えた。辱めを受けさせている事を心の中で謝罪して、アノニマスマスクの男をちらっと見ると、そのマスクは当たり前だが表情を変えることなく、不気味な笑みを浮かべていた。
男が顎で理市に指示を出してくる。どうやら、飲め、と言ったようで、理市は男から目を離さずにそれを飲み干した。
「口を開けろ。」
指示通りに口をあけ舌を出すようにして空っぽの口腔を見せる。
男はそれをみて満足したのか、小さく「続けろ」と命令してきた。
西塔のペニスは、依然として萎えていなかった。吸い取り切れなかった体液がとろりと先を濡らして、ヒクヒクとさらなる刺激を求めているようだった。
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