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「へ?!」
レインはリビドーの言葉に気の抜けた返事をした。
「なんでですか?」
リビドーは当たり前の様な顔で言った。
「今は任務中だからいないんだ…」
レインは困ったような顔をしながらリビドーに聞いた。
「これはどうしたらいいんですか?初任務失敗になるんですかね?」
すると、リビドーはレインに言った。
「私がアリアに言ってあげるよ」
「ありがとうございます!」
そうレインが言うと、リビドーの顔は料理を振舞っていた時よりも険しい顔つきに変わった。
リビドーとレインはアリアのいる所長室に戻るとそこにはジャンバが立っていたが正面からは入らず横の壁からレインを連れてリビドーの特殊能力で入った。
「邪魔する…」
すると、アリアは椅子に座って足を組みながら言った。
「リビドー、少し無礼過ぎないかしら?あなたらしくないわ…でどうしたの?」
すると、リビドーは頭をかきながら言った。
「イグジェ隊長、ダリア、ルシェル、ジェロ、は街の見回りに行くってさ…」
リビドーがそう言うと、アリアは呆れたようにため息をつきながら言った。
「新人君、メンバーを探す任務はここまでとして、一旦任務完了として、リビドーと2人でこの4人をとっ捕まえる任務を新たに与えるわ!」
レインは任務を終えたのも束の間で新たな任務を与えられて戸惑っていた。
「で…でも…そんなので大丈夫なんですか?」
弱々しく言うレインにアリアは言葉荒く言った。
「あ?行くの?行かないの?」
すると、リビドーが急いで返事をして部屋から出た。
「リビドーさん僕まだ返事…」
すると、あんなに冷静なリビドーが焦っているのに気づいて聞いた。
「どうしてそんなに焦っているんですか?」
すると、リビドーはレインを抱えながらアリアの部屋からできるだけ離れて言った。
「アリアがあんな状態になったらもう拒否は無理だよ…何しても」
「でもどこにいるか分からないんじゃ?」
すると、リビドーは淡々と答えた。
「分かるよ」
「どこですか?」
リビドーはため息をついて言った。
「酒場だよ…」
そう言って廊下に倒れていたトルメルもついでに抱えて街に仲間を探しに行った。
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