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すると、トルメルは笑った。
「ハハハハハハッ!そらそうじゃろな!こんなカリカリ男栄養失調じゃな!」
笑うトルメルの口をつまみながらザシャは言った。
「これは栄養失調ではない!これは能力の副作用とでも言えば伝わるのか?」
レインは不思議そうに答えた。
「能力の副作用?」
すると、トルメルは答えた。
「なんだ!お前は知らんのか?特殊能力(チート)にもタイプがあるんだ副作用の出るタイプと出ないタイプザシャのタイプは副作用とは言い難いから枷と言った方がいいじゃろ?お前はないのか?」
レインは考えたが思い当たらなかった。
「いぇ…無いですね……」
ザシャはメガネをあげながら言った。
「なにせ僕の特殊能力(チート)は体の増強ですから枷があって当たり前なんですけどね、で?レイン君はなんの特殊能力(チート)なんだい?」
すると、トルメルは嬉しそうに答えた。
「それが凄いんだよ!こいつの特殊能力(チート)は特殊能力を弾く能力なんだよ!!」
そう言われてレインは思い出した。
「そう言えば…トルメルさんの特殊能力(チート)ってなんなんですか?」
すると、ザシャは当たり前の様に答えた。
「お前見てなかったのか?扉が壊れたのがもう能力だろ?」
レインはそう言われても分からなかった。
「いゃ……」
ザシャは答えた。
「この人の特殊能力(チート)は電気全般だ!」
レインは呆れながら言った。
「全般って…」
すると、トルメルが言った。
「鋼鉄の鍵のかかった扉は仲間の能力を使ってカモフラされた電気扉だからね!後、全般っていうのは脳の電子回路を操作してしまうから電気系は全て使える様にしているんだよ!!!」
レインは呆れながら思った。
「(まさにチートだな……)」
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