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一瞬、動きがピタリと止まった。息をのんだ緋桜はしかし、すぐに、さらに強くわしの体を抱きしめ激しく腰を打ちつける。
体が壊れる。抱きしめる腕の力が強すぎて骨が折れる気がする。勢いが強すぎてナカが破れて、非常に悲しいことになりそうな気がする。
でもいい。むしろ本当に、わしと緋桜でなら子供ができそうな気さえしてきた。
ついにわしも狂うたか。よいわ。ともに堕ちよう。緋桜の気が済むまで付き合うてやる。だから今は、くだらない現実的なことは考えないようにしよう。
終わった後のことも考えないで。ただただ、緋桜の愛を一心に受け止め、わしも緋桜を愛する。
少し、いやかなり事後が恐ろしいが。もうドクトルの病院の予約を入れるべきだと思うが!笑われるというより引かれるな。
「あぁ、もちろんです。子供の名前は、一緒に決めましょう。はぁっ、く……香さん、あなたに出会えて、本当に良かった……愛しています、ずっとずっとこれからも愛し続けますっ!」
ドクンッ!とナカで猛威を振るう竿が奥を叩きつけると同時に爆発、まだこんなに溜めておったのかと驚くほど大量に白濁が飛び出してくるのを感じる。
止まらない。一緒に果てたわしも、熱が治まらぬままにきつく抱きしめ合い唇を重ねる。
お互いの名を呼んで、愛を告げ、また唇を重ねる。そうして、朝が来た。
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