始まりの擬人化種の今

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 昨日の夜も数回じゃったし、そう慣らさんでも入る。と言うたはずじゃろ?なぜ、入ってきたのが指なのじゃ。 「何をしておる、抜け。指なぞいらぬ。あぅ、んっ……早うこれを寄こせ」  わしの中で指がうごめき出したので頭にきた。じゃから片手を後ろに回し、彼の指を抜かせて竿を持つと穴にあてがう。  尻を突き出し、少しずつ呑み込んでいく。指とは全然違う、熱くてビクンビクンと躍動するわしのオモチャ。わしの性欲を処理するためだけの。  すると彼の口から溜め息がこぼれた。わしの腰をつかみ、グッと押し込んでくる。  そうじゃ、それでよい。くびれまで入り、さらに進んでくる。慣らしてないナカは、たとえぬめりがあろうとも果てる寸前の竿を受け入れるには苦しくて。 「あ、あっ、あっ……はぁ、うっ……ん、くっ、あぁ…………と、まるな。動け。ひあっ!は、あっ、んあっ……」  目に涙を浮かべながらわしは、体を震わせる。奥まで来ると止まったので力を入れてナカを締め付けてやる。すると彼も甘い吐息を漏らし、動き始めた。  気持ちいい。これが気持ちよくなければ何年も続けられぬ。  わしは体質上、気が向けば他の男にも足を開くことがある。恋愛感情は一切ない。ただの性欲処理にしかすぎぬ、共同作業。  それなりに快楽を得られ果てることはできるが、彼が相手だと特に気持ちいいと感じる。体の相性がいいのやもしれんな。 「香、さんっ……香、さんっ……」 「はぁっ、あぁっ!んっもっと、強くしろ……あ、ん、うあっ……あっあっ、はぁっ、あっ……あぁ、んっ!」
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