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駒札の階級と総得点
001-001
ゴブリン
11
11
能力なし
上の表は、カードセット第1弾の最初のカード「ゴブリン」のステータスである。
カードクリエイターズの駒札は、全てゴブリンを基準にデザインされている。
体力、戦力、動力は、どれも駒札に必要な特性であり、優劣はないものとする。
体力1点と、戦力1点と、動力1点は、等価であると考える。
駒の体力、戦力、動力を合わせた数値を、その駒の総得点とする。
ゴブリンは、以下の条件を備えた最低ラインの駒札である。
・体力が0になると場に留まることができないので、最低でも1は必要だ。
・例え体力が1以上あっても、戦力が0の駒は、駒としての価値が無いに等しい。対価を支払って場に出すならば、戦力は最低でも1は欲しい。
・戦力がどれだけあっても、動力が0では全く役に立たない。動力も最低1はなければならない。
最低対価1点(0点の場合は対価を支払ったことにならない)を支払うことで、必要最低限のステータスを備えた駒を出せるというわけである。
次に、階級2の駒札について。
今のカードクリエイターズは、階級が+1するごとに総得点が+2されるルールを採用している。
よってゴブリンの次にくるホブゴブリンは、
ホブゴブリン
21
22
能力なし
になるのである。
仮に階級を+1するごとに総得点が+1されるなら、階級6で
62
33
能力なし
になる。
対価に対して、出てくる駒が弱い。
第6手番はこれを出して手番終了になる。
総得点+1ルールでカードをデザインしていたなら、このゲームはもっとのんびりしたものになっていただろう。
階級を+1するごとに総得点が+3されるなら、アグロ(序盤に下級駒で制圧し、勝利する戦法)が今より強くなっていただろう。
序盤で勝敗が決する対局では、運の要素が相対的に強まる。
カードクリエイターズは、じっくりと腰を据えて思考するゲームである。
アグロをなるべく弱体化し、運の要素をなるべく排除する方針でデザインしている。
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