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「わたしが行く世界ってどんな世界なのか教えてもらってもいい?」
「そうね……」
アテナの話をまとめると、地球が別の発展をしたような世界で、文化レベルは中世ヨーロッパの中頃くらい。魔物も存在しているが、いわゆるゲームのような魔法は無く、主に剣や弓等で兵士や傭兵が戦っているらしい。魔法は集団で行う儀式的な物が僅かにあるくらいなようだ。
宗教はアテナを祀る唯一神。地域により多少の教義の違いはあるけど、基本的には同じ。
そして、わたし亜手菜はアテナの同姓同名の異世界の女神として自分がやりたいように過ごせばいいらしい。
「だいたい、こんなところかな。他に何か質問はある?」
「ええと、わたしは何の特技も力もないんだけど、やっていけるのか不安なんだけど……」
「それは大丈夫よ。わたしの持っている装備や能力は、亜手菜も全部使えるようにするから。それに、わたしとも連絡できるようにさせてもらうから、いざとなればすぐに地球に戻れるわよ」
女神チート、頂きました。
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