2柱の女神の交換留学

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「大丈夫よ。亜手菜は私の双子の妹で、別の世界の女神ということにすればいいわ」 「でもそれだとアテナの神力が落ちちゃうんじゃない?」 「わたしはこれでも上位神よ?幾万もの世界で信者はいるから、本当に気にしないでいいからね 」  やっぱりアテナはとんでもない女神様なようだね。  三大処女神の一柱というのは伊達ではないようだ。 「分かったよ。わたしはわたしで頑張ってみる」  わたしが頷くとアテナは次の神具を差し出してきた。 「イージスの盾。あらゆる攻撃から亜手菜を守ってくれるわ」  ゴルゴンやらメデューサやらの首は付いていないようで安心した。  そんなのが付いていたら、気持ち悪すぎるよ。  渡された盾を持ってみようと力を込めてみたけど、全然持ち上がらない。 「フンヌーー!」  はあはあ、びくともしないや。 「その盾も、イメージ次第で姿を変えるわ。服にも出来るから、試してみて?」  むむむ。恥ずかしながらわたしはファッションセンスが全くない。  しばらく考えたあと、アテナが纏っているのと同じ服をイメージしてみる。 「軽い……」  さっきの盾の重さからは考えられないくらい、信じられないくらい軽い。しかも、下着からペプロスまで、全てがイージスで出来ているみたいだ。     
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