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「それを着ていれば、疲労軽減に魔力消費軽減、その他にも状態維持耐性とかいろいろ効果があるわ。防御力も高いけど、盾の形の時ほどではないからあまり油断はしないでね?」
「こんないい物、本当にいいの?」
「いいよ。その代わりに、亜手菜が着ていたブレザーはわたしが借りるわね」
いつのまにかわたしの着ていたブレザーをアテナが着ていた。「ちょっと胸がきついかしらね」なんて言っているのを耳にして、自分のを確認してみる。
隙間たっぷり、ゆるゆるだった。
なんだか悔しかったから、アテナがブレザーがああでもないこうでもないと言っているうちに、わたしにぴったりのサイズに変えておいた。
「次は、この指輪ね」
アテナがわたしに嵌めてくれたくれた指輪には、フクロウの形にカットされた宝石が付けられていた。
「その指輪を着けていれば、言葉で困ることわなくなるわ。読み書きはもちろん、動物の言葉も理解できるわよ。ただ、魔物の言葉は分からないからそれには注意してね?」
言葉が分かるのは本当にありがたい。
それに魔物と動物の区別が簡単につくのも地味に便利かもしれないね。無駄に襲われることも少なくなるだろうし。
次にアテナに渡されたのはゴルゲット。
これにもフクロウの形の宝石が付いている。
案の定これも形は好きなように変えることができるらしい。
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