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「……ん」
やけに温かなぬくもりを感じ目を覚ますと、炬燵にいたはずの私はベッドにいて横には真理が寝ていた。
「真理?!」
「あ、起きた。月夜、炬燵で寝ていたら風邪をひくぞ」
「そ、それは……っていうか、真理?!」
起きた時から感じていた違和感に気が付き、一気に赤面した。
どうしてこういう状況になっているのか真理を問い詰めようとした矢先──
「外、雪降って来たよ」
「雪?! 嘘っ、ホワイトクリスマスだ、凄い!」
あまりにも嬉しくて思わず布団から這い出ようとした。
「あ、こら! 布団から出るな、寒いだろう」
「あっ」
ギュッと体を抱きしめられて身動きが取れなくなった。
「……ねぇ」
「ん?」
「なんで私……裸なのかなぁ」
やっと訊きたかったことが言えた。
「だから雪降って来て、寒くて寒くて……ふたりで温め合わないと死んじゃうだろう?」
「それは雪山遭難とかの話でしょう? この部屋の中、暖かいじゃない」
「寒いよ…。月夜に温めてもらわないと死んじゃう」
「…ぁ」
いつの間にか体中を揉まれ、吸われ、敏感な処を擦られていた。
「あ……あっ」
「ん……月夜の中……熱い」
真理の指が私の潤んで濡れそぼっている其処に出し入れする度にくちゅくちゅと音が鳴った。
「ふぁ……あっ……し、真理……」
「月夜……寒いんだ、温めさせて」
「……ん」
私の上に跨った真理が昂った熱を潤んだ場所に押し込んだ。
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