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とてつもない虚脱感を覚えながらも姫様を退けようとした。
「ひ、姫様……一体──」
「……て」
「え」
姫様が何かをいった。とても小さな声で聞き取りにくかったのだが
「……これ……ここ……」
「!!」
途切れ途切れに発せられる単語を繋ぎ合わせて分かった意味に驚いた。
(ま……まさ、か……)
そんなことはないだろうと思うも姫様の手がまだ硬いままの私自身に触れ、もうひとつの手は姫様自身の秘所に当てられていた。
「な……な、な、な、な……」
「……いれ……て」
「!!!!」
すがりつくようにギュッと抱きつかれた。
姫様に……
愛おしくて堪らない姫様が……
(そんな……そんなお願いをされたら──!)
気がついた時には姫様に自分の昂ぶりを打ち込み激しく腰を振っていた。
蜜をたっぷり含ませ潤いに満ちていた其処は私を奥へ奥へと吸い付くように誘ったほどだった。
「あ……ひ……姫様……ん、んっんっ」
酷くいやらしい水音が響く中、理性が瓦解した私は激しく姫様を貪った。
「あ……あ……あ……」
いまいち感情の起伏が乏しい喘ぎ声だったが、私の行為によって姫様が喘いでいるのだと思うととてつもない大きな快感の波に飲まれた。
やがて姫様の中がキュゥと締まった瞬間、私はあっけなく射精してしまった。
ギュウギュウと締め付ける中で私の精が搾り取られる感覚。
「はぁ……あっ……ひ、姫……様──」
その例えようもない快楽が病みつきになってしまった私は一度ならずも二度、三度と姫様を求め続けてしまったのだった。
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