15人が本棚に入れています
本棚に追加
取り敢えず起きたら翌日になっていたので、魔力を注入してダンジョンのカスタマイズに勤しむ事にした。
「召喚出来るモンスターは・・・」
膝をついて手を地面に付ける俺様。捉えたスライムしか召喚出来ないってどんだけへボいんだよ!
「いかん、危うく又不貞寝しそうになった。スライムだけでも召喚しておこう。維持魔力がこれくらいだから、十体にしとくか」
スライムを上層に召喚して徘徊させる。今のままでは森と大して変わらないので、新たな生贄を探しに行く事にする。
森は行ったので、今度は山にする。飛行魔法で山の方角に飛びながら気配を探る。相変わらず弱い気配しかしない。この地は本当にどうなっているんだ?
「山にいるモンスターがストーンゴーレムの下位互換、パペットとはな。木の棒で殴っても倒せる弱さだぞ?」
仕方がないが、アイアンクローで捉えて転移する。ダンジョンで倒して魔力抽出。これで召喚出来るモンスターか増えただろう。
「パペットと・・・ん? ゼリーマン?」
新たに召喚出来るリストに、二体が追加されていた。どちらも呼び出し、ゼリーマンのステータスを見る。
其処には配合に必要なモンスターが表示されていた。
「成る程、スライムとパペットの配合モンスターだったのか」
これは少し希望が湧いてきた。捉えたモンスターが増えれば、それだけ配合モンスターが現れる可能性が出てくる。
「ゼリーマンを上層のボス、パペットを中ボスにしとくか」
下層に繋がる階段前の守護として配置する。中ボスは手前の部屋に待機させる。
「体裁は整ったが、余りにも弱い構成だな。明日もう一体捕獲するか」
今日の所はこの位にしといてやる。俺様寛大。翌日今度は海を目指す。ベッドがあるから快眠で元気モリモリだぜ!
「海にいる奴も気配が弱い・・・。取り敢えず潜るか」
海上で飛行魔法を解除して潜航魔法をかける。後、水圧魔法で減圧する。酸素は特に要らない便利な身体の俺様最強!
海の中に居たモンスターはマリモールだった。攻撃力ゼロじゃねえかよ!!
『居ないよりはマシか、配合モンスターに期待するか』
海の中で転移する。ダンジョンに周囲の海水が落ちるが、すぐに吸収される。マリモールも倒して魔力を吸収させる。
「頼む、配合モンスター来い! ・・・居た! 何々、マリンスライム・・・って、海のスライムかよ!!」
階層増やしてマリモールとマリンスライムを召喚した後、俺様不貞寝再び。あ、海仕様に変更すんの忘れてた。
最初のコメントを投稿しよう!