僕の、断捨離

捨てる

「ところで、お前性格変えたいって言ってたよな？…実はここだけの話――まあ、おすすめはしないが――性格を変える方法、あるんだよ」
「…え！？マジで！？」
本当か！？こんな性格を辞められるのか！？
「うるせえ、声がでかい…大声じゃあ話せないが…俺の知り合いに、それが出来る奴がいる、そーゆー研究してる奴でさ」
研究してるのか、凄いな、それで変えられるのか…
「マジかマジか！行くわ！」
「ちょっと待て！…成功率は高いらしいが、安全は保証出来ないし…出来れば、親友として行かせたくもない、でも、でもだ、お前が本当にその性格を変えたいのなら…そういう方法もある」
…安全は、保証…出来ない…か
「…僕は…こんな性格、変えたい…でも…」
「…いや、やめよう、この話は無しだ、性格は時間を掛けて直せばいいんだよ、ほら、もう行くぞ」
「…行くよ」
「は？」
「僕…本当に性格を変えたいんだ！だから、そいつのとこに行くよ！」
「…マジで言ってるのか？安全は保証出来ないんだぞ？」
「それでも、僕は変わりたいんだ」