第三章 激突 白蛇対黒畷衆

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かなりの速度で 接近した 疾風の市 「お前さん あの日本刀の夜叉を殺ったんだってなあ ふん あいつは幹部連で一番下っ端もんだぁ あいつを倒したくらいでいい気になるなよ」と台詞と共に いきなり 高速のナイフが三本 白蛇めがけて飛んで来ました 白蛇 しかし慌てず 「ほぉならば貴様は 夜叉よりは強いってことかい ははは まあ お前さんは飛び道具が得意みたいだな 逃げ回っては すきをついて仕留めるって寸法かい まあ結構なこった」と小馬鹿にした態度で答えると 「口だけは勇ましいねえ んじゃあ あばよ」と言った途端 市 物凄い速度で 飛び回っては 四方八方からナイフが乱れ飛んできては 白蛇に襲いかかります。 「どうした お前こそ 逃げてばかりじゃ そのうち疲れちまうぜ おいおい お前ら 大八車で 先に行ってろ こいつ仕留めたら行くから」と 今度は手下に命令を下しながら 攻撃の手を休めない 疾風の市 白蛇も 素早さでは かなりの足を持ってるため 市の八方ナイフを避けては 投げ矢で抵抗していたが しかし 市の手下への命令を聞いて 一瞬 動揺したのか 今までは 普通にかわしていた ナイフを左手の甲にある小型の盾で弾き飛ばしました それを見た市 「ほぉ そろそろ 息切れかい こっちはまだまだナイフあるぜぇ」 腰に巻き付けた本革のベルトに仕込まれたナイフを抜いては また俊敏な動きで攻撃を仕掛けてきます。 白蛇は 息切れしたね訳でなく このまま あの大八車が ここから去ってしまうのを面倒と思って 一瞬動揺したのだが 相手にそう思わせる方が得策と わざと息切れをするように 速度を弛めて 攻撃を誘っいます 市 一瞬 いぶかしむも 不敵な笑みを浮かべて  また高速移動を始めて ナイフの乱れ撃ちをしようとした矢先 市の眼前 ギリギリに 白蛇の鋼鞭が唸りをあげて しなって来ては 一瞬 動きを止めた 市のすきをついて 白蛇 跳躍しては 大八車の真ん前に飛び降りつつ 群青色のケット脱ぎ捨てては 怪しく光る両目を 手下たちに見せては 「忍法蛇眼(じゃがん)~!」と 
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