序章 俺は真悪 白蛇(しろへび)だぁ

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五名を瞬殺した 白蛇の前に 今度は四人の敵が 各々 木刀を構え殺気を放っています 「そういやあ さっきの一人が拳銃なんて洒落た武器持ってたが どうやら どこぞからくすねたものだったようだな なんせ自分の足を射っちまうような輩だったしなあ でお前らは木刀ね それだけ修羅場を踏んで来てる連中なわけか 面白いねえ んじゃ おっ始めるかい」と挑発する白蛇に しかし この四人 余程 戦い馴れているようで 白蛇の隙を窺っては すぐに 木刀を叩き込む様子がありあり が こちら 白蛇 薄ら笑いを浮かべては「なんだい 来ねえのか? じゃあ こっちから行くぜ!」と言うや 一瞬 どう動いたのかわからぬ素早さで 先頭にいた男の眉間へ右手人指し指を突っ込んでは 倒してしまい 再び 跳躍して 二人めへ 蹴りを放ちました ところが 二人めは 蹴りを 下へ避けては 木刀で 白蛇の首もとへ 突きをいれて来ます 「ほぉ やるねえ 避けるとは。」と余裕ある態度で 白蛇 その木刀の突きを左手親指と人指し指で挟んで止めるや 逆に 自分の方へ引っ張り よろけて突っ込んできた その男へ 頭上から 踵落としを決めては ぶち倒しました 「さあ 残り二人の どうする?」とまたもや 挑発する 白蛇に 指揮官の小柄な男 「おい 白蛇とやら なんでお前は 我々黒畷一家の関連ばかり襲っていやがるんだ? ちょっと会話を楽しもうぜ」とこちらも余裕をみせて言い放ちました 白蛇 その提案に乗ったのか? 急に そこへどたんっと腰を落としては 胡座をかき 「別にお前らだけ特別扱いしちゃぁいねえよ だが 今 軍と癒着して羽振りがいいのは お前ら黒畷一家だから 金があるってだけさ ふん」と いやはや 相手側としては 厄介なやつに見込まれたようですが 小柄な指揮官 「ここで相談だが お前さん 我々の仲間にならねえかぃ? つうか 破格の待遇で 大幹部 いや親分と同等の地位を約束するがな」と言い出しました 「へぇ それで 俺を懐柔する気かい? くだらねえ 俺は誰にも縛られねえ生き方してるんでね 決裂だな」と即答しました が それもわかっていた様子の幹部は「お前さんならばそう言う思ってはいたがな うちの親分が聞いて来い言ってな じゃあ 戦い終わらせるかね」と言い放ち 今度は 二人を下がらせて その幹部が。。
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