序章 俺は真悪 白蛇(しろへび)だぁ

8/9
前へ
/81ページ
次へ
日本刀を 一閃 ニ閃 煌めかせて 斬りつける 日本の夜叉 鬼気迫る 勢いで 斬りつけて来ます 白蛇 それを右 左と かわしては 相手との間合いを取って 様子見をしていると 「ほらほら さっきまでの威勢はどうした 白蛇ぃ お前の体術が優れていても この剣捌きをかわし続けられるかな」と余裕を持って また 一閃  ニ閃と 斬りつけて来る 夜叉を前に 白蛇 小刻みに 左右動いているも 段々と 幅が狭められていることに気がついて 「ほぉ 一応 計算しながら 斬りつけていたんだな 感心感心」と再び 相手を挑発するモードに。。。 しかし 「それに気がつくとは 一筋縄ではいかぬようだな では これで どうだぁ」と 一度 刀を正眼に構え直した 日本刀の夜叉 何か企んでいる様子です 白蛇 相手の動きを注視しつつ そろそろ 反撃に出ようかと思っていた矢先 いきなり 左側の腕の辺りを 斬りつけられました 「馬鹿な なんかしやがったなあぁ」ここで はじめて 白蛇 不思議な表情を浮かべて 今起きたことを頭で反芻しています  「あはは考えてもわかるまい 忍法のひとつよ ふははは」と嘲り笑いをあげる 日本刀の夜叉 そうでした 彼ら 黒畷衆は忍者の末裔 不可思議な忍法を使ってもおかしくありません さぁ どう反撃する 白蛇
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加