ACT 1

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「明日麻くんの念が? 私にってこと?」 返答はないけれど、ジッと私を見詰める。 「まあ、なんとなく。私のこと嫌いじゃないなっていうのは分かるけど」 「芽愛里が思っている以上に、強い」 低い声に私は「もしかして」、腕に手を回す。 「心配してるの?」 「している」 即答が、かなり嬉しくて声が弾んでしまう。
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