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でも叩くっていってもその力加減や拳も小さくて可愛いものだから、僕は気にもしないでキスを続けてしまうのが、いつもだった。
初めてのキスは、君が買ってとおねだりしたチョコクレープの味だった。
それを言うと、君はいつも僕の頭を小突く。
僕がそれを抗議する。君は恥ずかしいんだもの。という。
あいしてるよ。と僕が言えば、もっと僕を小突く。
僕は君との初めてを数える。
数えて、一つ増えるたびににんまりする。
趣味なの?と君が首を傾げる。
趣味なもんかい。と僕は笑う。
あいしてるだけだよ、君を。
僕は初めて、大切の本当の意味を知った。
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