4:本の捨て子

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「え、」  永遠でもです。  (ジン)は参ったと云う風に、顔を崩して笑った。 「そうか。ならばきっと、俺の永遠の生は、淋しくないだろうな」  せあらは目を見張った。神は椅子から立ち上がる。 「さて、帰るか」  (うなじ)を揉むように手を当てる。 「そうだ、せあら。今度の定休日に、二人で外食でもしよう。何が食べたい、」  せあらは考えて、神さんの食べたいものを。 「俺はせあらの食べたいものが食べたい」 「そ、」それじゃあいつまでたっても決まりませんよ。 「そうだな」  せあらと神は、同時に笑った。
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