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「え、」
永遠でもです。
神は参ったと云う風に、顔を崩して笑った。
「そうか。ならばきっと、俺の永遠の生は、淋しくないだろうな」
せあらは目を見張った。神は椅子から立ち上がる。
「さて、帰るか」
領を揉むように手を当てる。
「そうだ、せあら。今度の定休日に、二人で外食でもしよう。何が食べたい、」
せあらは考えて、神さんの食べたいものを。
「俺はせあらの食べたいものが食べたい」
「そ、」それじゃあいつまでたっても決まりませんよ。
「そうだな」
せあらと神は、同時に笑った。
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