後編:貴方のことしか見えない

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驚いて目をパチクリさせる彼女の唇から顔を離すと、自分の顔が燃えるように熱くなっているのが分かった、手も震える。彼女はこんなに頑張っていたのだと思うと尚更愛おしく思った。 「は、初めてだったんだから、ちゃんと責任、とってよね」  声まで震えてしまった。これじゃやっぱり、私の方が年下みたいだ。  でも、この幸せの中でなら、もう何も気にすることなんて無いのかもしれない。
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