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「実はジャバウォックの復活は勇者の絶望と怒りを宝石で吸い取ってそれを栄養源にする事なんだ…」
結愛は恐る恐る口を紡ぐ。
「それをアリスちゃんは聞かされて追い詰めていたみたい…それで心の中でアリスちゃんはジャバウォックになっちゃったんだと思う…」
「それを知って…お前はアリスさんを励まさなかったのかよっ!」
リナが怒りに震え結愛の胸ぐらを掴む。
「やめてっ!」
桜が止めに入る。
「仲間を責めてもどうにもならないわ、アリスちゃんはそれだけ優し過ぎる子だったって事、もう一度私はアリスちゃんの深層心理に飛び込むわ、でも、それは私一人じゃ無理みたい…」
桜は放つ。
「アリスちゃんの深い心の傷は皆さんの力が無ければ消す事は出来ない、皆さん、どうか私に力を貸して!」
コクリッ!
WNIメンバーは頷く。
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