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「ここが…アリスちゃんの深層心理…」
メンバーは見渡す、しかし結愛にはその景色に見覚えがあった。
この前メアリアンと共にアリスを試すような形で連れて来た場所だ。
「…で礼のアリスちゃんはどこにいるんだ?」
春兎は見渡す。
「ここだよ♪」
「!!」
振り向くとメイド姿のアリスがいた。
右手には何故か剣が握られている。
「あれは…業の剣!?」
結愛が呟く。
業の剣…仏教およびインドの多くの宗教の説では、善または悪の業を作ると、因果の道理によってそれ相応の楽または苦の報い(果報)が生じるとされる。
その報いとは剣から触手が飛び出て使用者を襲う。
襲われた使用者は助けられるまで、或いは死ぬまで触手からは解放されず、永遠に朽ち果てるまでその栄養をしゃぶりつくされる。
アリスはその剣で多くのモンスターを斬った。しかしスノーラビットによって時間をやり直しモンスター達を逃すだけに留まった。
どのみちアリスは業を行ったので触手に襲われる事になったがその後小夜子に助けられる。
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