20人が本棚に入れています
本棚に追加
/321ページ
「サンタさん…お目目が怖いですよぅ…」
目をウルウルさせるメル。
アリスはその剣を結愛の足元に落とした。
「アリスちゃん!?」
と春兎。
「さあ結愛ちゃん、その剣であっちにいるモンスターを皆殺しにしちゃってよ♪」
アリスはほくそ笑みながら放つ。
背後にはモンスター達が人間を素知らぬ顔で過ごしていた。
モンスター達は巨大ではあるが地球にもいるような、アヒル、ドードー、ビーバーのような生き物達だった。
「拾っちゃ駄目よ!」と桜。
桜の忠告を無視し拾ってしまう結愛。
そのまま何をするかと思えば結愛はその剣を落とした。
「!!」
ガチインと言う金属音と共に地に叩き落とされたその剣。
「これで気が済んだ?」
結愛は前に出る。
一方アリスは結愛のその佇まいに萎縮したのか、固まった表情で後ずさる。
最初のコメントを投稿しよう!