払え!心のジャバウォック!

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WNI達の前に現れたのは巨大な竜。 全長は20メートルはあろうか、漆黒の翼を羽ばたかせ鋼も受け付け無さそうな硬い鱗に覆われ、その巨大な魔物が宙に浮いている。 「ジャバウォック!??」 WNI達はアリスの変わり果てた姿に愕然とする。 ジャバウォックとなったアリスは口から光線を吐き出した。 「来るわ!避けて!!」 桜の一声でWNI達は右へ或いは左へと滑るように飛んで避ける。 ジャバウォックの放ったそれは大きな爆破音を起こしその周辺は炎に包まれた。 「ジャバウォック…噂には聞いたがとてつもなく恐ろしい魔物だな…」 今の閃光で身が縮まり込んでしまうリナ。 『我ハジャバウォック!全テヲ破壊スルモノナリ!!!』 「貴女はジャバウォックじゃないわ!アリスちゃんよ!!」 桜が叫ぶ。 「ウルサーイ!!」 自分をアリスだと認めたくないジャバウォックは灼熱の炎で桜を焼き尽くそうとした。
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