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「何か心残りな事はあるか?」
スノーラビットはアリスに聞く。
「私はこの剣で多くの動物を殺めてしまった…その為こうして罰を受けているの…みんなに謝りたい…」
アリスはメアリアン達にたぶらかされ、剣で動物達の血を流してしまった。
殺さずとも、他に方法があったはずだ!
その時は結愛と友達に戻れるのならと言う通りにしたがそれも叶わず、結愛には愛想をつかされ、剣から出てきた触手と共に罪悪感がアリスを襲った。
「本当はやってはいけない事だが…俺は時を巻き戻す事が出来る…どうする?」
スノーラビットがアリスに聞いてきた。
「お願い…します…」
アリスは答えた。
スノーラビットはパチンと指を鳴らす。
するとアリスの目の前は一時反転して剣を握ったままの状態に時が巻き戻った。
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