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『あの女の運気食ってやる!!』
『あっ、ずりーぞ!!』
悪霊達が小夜子に襲いかかる。
肉体的に食うのではなく運気を狂わせて破滅に向かわせそれを餌にしようとしているのだ。
しかし小夜子は声を放った。
「見えてるわよ」
『な、何!?』
小夜子は目線を悪霊達に向けて一言放った。
悪霊達は戸惑う
「このまま昇天しなさい!悪霊退散!!」
小夜子は悪霊達が止まった隙に薙刀を空気中から出現させ、悪霊達をまとめて祓った。
『ギャアアアァ!!!』
悪霊達は祓われ、跡形もなく無くなった。
「哀れな悪霊達、無残な死に方をして人を呪う事にしか目的を見出せなくなっていたのね…でも安心をし、これで貴方達は一から生まれ変わり、出直す事になる…どんな姿であれ…」
小夜子は手を合わせて悪霊達の冥福を祈る。
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