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反省
柊です。
ハァーダメだなぁ私。
春ちゃんとのペースがうまくつかめないでいる。
付き合いたてだし、ある程度は仕方ないのはわかってるけど・・・。
うん、これは自分でもわかってる。
春ちゃんのこと、こわれ物の様に扱って遠慮し過ぎてるのが原因。
確かに儚げだけど、壊れないのはわかってる・・・。
要はあれよ、年の差よ。
春ちゃんに遠慮するなと言いながら私が遠慮してるから。
それじゃ春ちゃんだって甘えられないよね。
・・・それでどーするの、私!
まぁあれよ、とにかく今がダメなのはわかるけど、打開策も見つけられない。
そんな状況。
結局ゆっくり進んでお互いに慣れるしかないって事なんだよね~。
焦ったところでさ~。
・・・う、消極的解決策だわ・・・。
はぁ・・・明日に備えて寝よう。
う、眠い。朝陽が目に染みる。
何時?え?11時?寝過ぎじゃん!
これじゃあ春ちゃん来たとき掃除も洗濯も終わってないかも(汗)。
とりあえず着替えて歯をみがいて顔を洗う。
洗濯物を洗濯機に放り込んだところで、
ピンポーン
あ、春ちゃん。いらっしゃい。
え?洗濯?あーそーなの今起きたから。あははは
ごめんね、ソファーにでも座ってて。
え?キレイな部屋?あ、何もないからね。
片付けやすいの、それに掃除は嫌いじゃないし。
え?ご飯?あー食べてない。
お昼この後一緒に食べに行こうか。
え?作ってくれるの?あーでも何もないかなぁ。
料理はあまりと言うか、全然しない(笑)。
だから調味料も怪しいよ。
ほとんどないかな。
「じゃあ買い出し行きませんか?あ!行かない?」
ふふっ敬語気にしてるんだ。
良いよ、洗濯干したら行こうか。
買い物をしてる時、春ちゃんはすごく楽しそうにしていて、あんまり次々カゴに入れるので私は慌てて、
「いやいや、春ちゃん。私本当に料理しないからそんなに買っても腐らせちゃうと思うよ。」
と、止めた。
「大丈夫です。全部使いますから♪」
え?全部?
マジで?
どんなカオスな料理なの?
いやいやいやいや、それよりそんな量食べられないでしょ?
春ちゃん大丈夫って、すごくかわいい笑顔だけど。
会計4,500円
春ちゃん、調味料入れたとしても一食にこんなに使うって、どんな豪華料理なの?
買い物袋重い。
いや私が持つけどさ。
あ、じゃあ軽い方ね。
春ちゃん・・・、安心してくださいって・・・。
うん、でも、まぁ、かわいいから許す。
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