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張り切って
春です。
ふふふ、柊さん本当に料理しないんだ。
私の買い方にちょっと怯えてた。
お昼ご飯の材料は確かにこんなに要らないけど、柊さん本当に料理しないみたいで、栄養が偏っちゃってると思うと心配。
だからせめて1食は、ちゃんとしたご飯を食べてほしいから晩御飯のおかずを作り置きしようと材料まとめ買い。
お昼ご飯の時、普通にハンバーグ作ったら、美味しいって言ってくれたけど、
「材料全部使ってないよね。」
って、やっぱりちょっと怯えてた。
ふふっなんか柊さん、かわいい♪
今柊さんはお布団干したり、ほこりを落としたり、掃除機かけたり、トイレに洗面所と掃除に夢中。
本当に掃除好きなんだ。
だから私が料理をしていることに気付いてない。
と言うか、真剣(笑)
細かい所のほこりを取っている。意外な一面発見。
おかずを小分けにして曜日を書いて冷蔵庫に閉まって完成。
キッチンの跳ねた水を拭いて片付け終わった所で柊さん登場。
「ごめん、気付いたら1時間半も掃除してた。」
と言った。私は笑って
「大丈夫です、私も今終わりました。」
と言うと
「え?」
と、言ったので冷蔵庫を開けておかずを見せて一週間の説明をした。
柊さんはびっくりしたみたいで、おかずを見て感動してくれた。
ちょっと押し付けがましかったかと心配したけど大丈夫そう。
「すごいね!マジか?うわー!うん、ホントすごい、ありがとう。春ちゃん!本当にすぐに嫁げるね。」
と、にっこり。
うわぁかわいい。柊さんと結婚したいぃぃ~。
なんて思ってたら
ふふっと笑って私の頭を柊さんの肩に引き寄せて
「ありがとね♪」
って言ってくれた。
柊さん。素敵過ぎます。
真っ赤になりながら部屋を見ると、え?部屋綺麗すぎでは?!
塵ひとつないとはこの部屋の事ってくらいピッカピカッ!!
掃除・・・趣味なんですか?
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