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春は千夏の手のメロンパンを見ながら
「うん、モテると思う。ちなみに来年30歳なんだって」
千夏はメロンパンを棚に戻してチョコのパンとクリームをサンドしているパンを両手で持ちながら聞いた。
「結構年上だね、ちなみにどんな出会いだったの?」
春はオニギリと野菜ジュースを持ちおかずを見ながら
「う~んなんて説明したらいいのかな」
千夏はサンドイッチを見ながら
「いりくんでるの?」
春はレジ横のから揚げを見て注文すると「う~んざっくり説明するとね」
千夏はレジにならびながら
「うん」
春もレジで精算しながら
「やけ酒して吐きそうになってる所を介抱したの」
二人は会社に戻りながら話を続ける。
「ざっくりしすぎてて全くわからない。」
と、千夏は文句を言うが
春はにっこりして
「やっぱり」
と言った。
千夏は春に腕をまわしながら
「教えなさいよ!」
と迫ると、千夏の買い物袋を見ながら春が一言。
「千夏…、私が今一番気になってるのは、結局昼はメロンパンなの?って事なんだけど・・・」
千夏は手元のレジ袋の中のコーヒーとメロンパンをみながら
「あ・・・」
と、言った。今気づいたらしい…。
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