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う、いっちゃった!柊さん見れない!あ、立ち止まった。どーしよう。恥ずかしい。
そして、沈黙が怖い。
「あ、昨日、私ほとんど覚えてなくて、けど、もしかして春ちゃんの事~その~口説いちゃったかな?」
柊さんの言葉に頷くことしかできなくて。
私、多分、今、真っ赤になってる。
恥ずかしい!
「昨日はごめんね、春ちゃんには嫌な思いさせちゃったかな?」
あ・・・謝られた。やっぱり酔った勢いでだったんだ。
恥ずかしい、走って逃げたいかも!
ちょっとの沈黙があった後で柊さんが話始めた。
「私ね、女性しか愛せないの、だからかわいい春ちゃんを見て、つい言い寄っちゃったの。嫌な思いさせてごめんね。」
!!本当に?思わず顔を上げて柊さんを見た。
柊さんちょっと切ない顔で私をみてた。
私は思わず全力で首をふって
「私もなんです!私も同じなんです!」
と言っていた。
あ、柊さんびっくりしてる、困ってる?え?
私じゃダメなんですか?
泣きそうになってると柊さんが
「うれしいけど、ちょっとゆっくり進もう。
いきなり過ぎるし。その、お互い知るところから、ね。付き合うことを前提に。」
もちろん返事は「はい」でした。
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