Chapter 2

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おれの企画がほぼ通ったため、上司の指示を仰ぎながらの手直しなどで仕事がまた忙しくなり、瞬く間に「その日」になった。 そして、「その時間」が近づいてきた。 あとは「その場所」へ向かうだけだが、おれにはまだあのサイトに対する胡散臭い気持ちがあった。 「運命の人」自体が存在するということを信じるのはもちろん、その相手に「会わせてくれる」なんて、やっぱりどう考えてもおかしい。 もしかしたら、佳祐もグルになっておれを引っかけているとか。 ……だったら、何のために?
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