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自分が怖かった
怒りがふつふつとわいてきて
何かしでかしてしまいそうで、怖かった。
どうしようもなくて、
ふらふらと歩いていたら、
いつのまにか私は、子供の頃よく遊んだ神社の境内に来ていた。
夕闇が広がる中、
境内の中心で、子供達が輪になって何か歌っている
私は気になって子供達に声をかけたのだ
「もうすぐ日が暮れるよ、
おうちにかえらないと危ないよ」
すると、子供たちはクスクス笑いながらささやきあった
「おうちはないよ」
「あたたかいところからひきずりだされたの」
「もっとそこにいたかったのに」
「おかあさんがないていたよ」
「おとうさんは私達にでていけって怒ってた」
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