2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
「徹・・・なんで来たの?」
「え、だって夕飯は一緒にたべようって約束してただろ?
今日は鶏団子鍋か!嬉しいなあ」
そう言うと、ずかずか部屋に入ってきて、机の前に座った。
私はその態度に頭にきて、
徹の頬を力一杯殴りつけた。
「千夏と浮気してたくせに!なんでそんなに平気な顔できるの!?」
徹はしまったという顔をして
「さっきの見たのか?」
そう呟いた。
私は我慢していたものがあふれ出して止まらなくなった。
「愛していたのに!本当に、私には徹しかいなかったんだよ?
なのになんで裏切ったの!」
途端、徹は面倒くさそうに
私を見ながら吐き捨てた。
「お前のそういうところが重たくて嫌だったんだよ。
最後はかえってくるんだから、ちょっと遊ぶくらいいいじゃないか。
お前、もうちょっと心ひろくもった方がいいぞ」
最初のコメントを投稿しよう!