弐日目 1

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 もちろん、思い過ごしという事も十分にあり得る。だが、このまま放っておいてはいけない気がしていた。 「陰陽師って......何?名前は聞いたことあるけど」  彼女は怪訝そうな顔をしている。普通の人の反応はそんな所だろう。  今日彼女に会えてよかった、と僕は思った。これから彼女には、恐らく一から説明しなければならない。  調べる時間はすでに全くと言っていいほど足りないのだから、少しでも多くの時間を調査に割きたい。そのためには、今日説明を済ませておくのがベストだ。
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